新学習指導要領

学習指導要領が新しくなったことにより、今年度より中学生の教科書が改訂されました。中2と中3における変化、とりわけ「英語」の変化は著しく、旧学習指導要領(1200語程度)の約2倍(約2200~2500語)の語彙数が必要となります。更に語彙数だけではなく、文法においても、今まで高校で学習していた「仮定法」や「現在完了進行形」なども中学で学ぶようになりました。ですから、しっかり対策を練らなければ、中2,3の英語が苦手な子は、ますます嫌いになってしまうでしょう。

大学入試に英検などの外部試験を導入するという時もそうでしたが、文科省の迷走の被害に合っているのは、子どもたちです。語彙数を増やしたり、難易度の高い文法を早く学んでも、英語を使えるようにはならないでしょう。個人的には英語を学ぶ以上、コミュニケーションツールとして、英語を使えるようになってほしいと思っています。

以前オーストラリアの語学学校に通っていた時に、日本人のリーディング力やライティング力の高さ、そしてスピーキング力とリスニング力の低さを目にしてきました。一方、東南アジアやヨーロッパ諸国から来ていた友人たちは、文法力はそれほど高くはなかったですが、コミュニケーション能力が高い人が目立ちました。理由を私なりに分析してみると、アクティブラーニングを積極的に取り入れている国出身の友人の方が、使える英語を習得していた気がいます。

様々な都道府県の定期テストや入試の傾向を研究していますが、「四技能」の向上を謳っておきながら、その形式は、数十年前とほとんど変化していない学校が大半です。テストや入試が変わっていかなければ、なかなか日頃の学習方法も変わりません。賛否両論ありますが、センター試験から共通テストに変わり、少しではありますが、日常生活に関する内容が盛り込まれました。それに伴い中高の授業やテストも変化してほしいものです。外国の教育方法もぜひ検討してもらいたいです。